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【名   称】 CAB_06.JPG 【ふ】「ライバル登場!」
【登 録 名】 CAB_06.LZH
【制作者名】 CAB.
【作成方法】 LHA X CAB_06 で解凍した後、JPEGの見られる
       ツールで御鑑賞ください。
【検索キー】 CAB_06.LZH $JPG #FREEHAND
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【登場人物】 ネセト(スフィンクス、自称フェルティのライバル)
【転載条件】 連絡下さい。アーカイブの内容は変えないでください。
       Q2や営利目的のネットはお断り致します。
【制作環境】 PC9821Xe10(40MB)+Windows95+kirimanさん作HP.EXE 32ビット版
       +HD1.7G+GT−6500ART2
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ダウンロードしていただきありがとうございました。m(_ _)m
今回はなかなかテンポ良くアップできました(^^)
・・・と言いたいところですが、実は前作よりこっちの方が先に出来ていたんです。
ストーリー的にこっちの方が後なのでこうなってしまったと言う・・・(^^;;
98で描いた最初の作品なのでそこここに苦労と失敗の跡があります(;_;)トホホ

さて、今回はスフィンクス娘シリーズ(?)の第三弾です。
「ライバル登場!」と言っても「ギガ○○ス」では無いので注意。
・・・て、誰も知らないので却下(笑)

−−−−−−−−−−−−−−−おはなし−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

スフィンクスの学校の課題でなぞなぞの修行に日本へやってきたフェルティでしたが
案の定誰にも相手にされず行き倒れてしまいました。
「うう、あたしって結構不幸かも・・・」

そこへたまたま通りかかった高校生の健二君
「ち、ちょっといいですか・・・?」
「うん?」
「あたしとなぞなぞ勝負しません?」
「はあ」
「それじゃ第一問、下は大火事、上は・・・」
「おふろ」
「う・・・、そ、それじゃ、それじゃ第二問です、入り口はひとつ・・・」
「ズボン」
「むー、じゃあ第三問、つ・・」
「おふろのふた」
「や〜ん、せめてもうちょっと考えてから答えてよ〜」
「だって、そんな問題小学生でも恥ずかしくて出さないと思うんだけど・・・」
「む〜!わかりました!あたしにもスフィンクスのプライドがあります!
と〜っておきの問題を行きますからね、いいですか!?
朝は四本足、昼は二本足そして夜は三本足で歩く生き物は何でしょう?」
「・・・・・・・人間」
「あ〜ん」
「だから、そんな問題小学生でも知ってるって・・・」

そのとき、急にフェルティの体が光を発し始めました
「あっ!?しまった、この問題は・・・」

それは、いにしえの呪われた問題。
この問題を解かれたスフィンクスは解かれた相手の願いを一つかなえなくてはいけない
という禁断の問題なのでした。

「え〜ん、そういう訳でお願いごとを一ついってくださぁい」
「・・・て、そんなこと急に言われても・・・」

”ぐ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぅ”
そのとき、フェルティのおなかが盛大に鳴りました。
「ごっ、ごめんなさい、ここのところたいしたものを食べてないから・・・」
「あはは、じゃあ、とりあえず僕のところに来なよ、たいした物はないけど。」
「えっ!?・・僕のところに来なよって、僕のところに来なよって・・・・
・・・・・・もしかして、プロポーズですかぁ!?」
「は!?」
フェルティがとんでもない勘違いをした瞬間、稲妻のような光がフェルティに落ちました。
「うわっ!?」
「ひゃっ!?」
そしてそれは来た時と同じように唐突に消えました。
「あ・あの・・叶っちゃったみたいです・・・お願い・・・」
「え、えぇ〜〜っ!!だって、僕のところにって言うのは家に来るっていうだけで
他の意味なんか無いのに」
「え〜っ!?そうなんですかぁ?あたしはてっきり・・」
「そんな初対面の女の子にいきなりそんなこと言わないよ〜!!」
「むー・・・考えてみればそうよね」
「そうそう」
「でも、叶っちゃったらそのお願いは絶対なんですぅ〜」
「ええ〜っ」
「あの・・と、言う訳でこれから宜しくお願いしますね」
「ええ〜っ」

そんな訳で、フェルティの勘違いのせいで健二の家に家族が一人増えたのでした。



さて、健二の家で久しぶりのご飯を食べさせてもらい、一息ついたフェルティでしたが

「わっ!?ちゃぶ台が!?」
「え?」
フェルティが見ると今ご飯を食べるのに使ったちゃぶ台の上に紋章のようなものが光って
いるのが見えました。
「あ・・・この印は・・・・」
次の瞬間、その紋章から上に光が伸びたかと思うと、その中から女の子が・・・
「フェルティー!ひさしぶりなのだー」
「ネ、ネセト!?なんでここに?」
「知り合い?」
「そうなのだー、ネセトはフェルティのライバルなのだー」
「ちーがーうー!」
「今回は、ライバルの様子を偵察しにきたのだ
それにしても狭いところに住んでるのだなー
よーしここはネセトがライバルのために一肌脱ぐのだ!」
「ちょっと!何する気なのっ?」
「最北の女神、ウトの名において、力よ集まるのだぁ!」
「うーむ、やっぱりこの家って狭いよな・・・」
「健二君も落ち込んでないで止めてよぉ〜っ!」
そう叫びながらフェルティは昔のことを思い出しているのでした。
『あの時はネセトがあたしの宿題の工作を手伝うとか言って正体不明の魔法を使って
塵も残さず壊されちゃったのよね・・・・
今のネセトだったらこの家くらい完全に吹き飛ばしちゃうわ
絶対止めなきゃ・・』
「太陽の神、ホルスの名において〜・・・!!」

”ぼわぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん”
フェルティの魔法も間に合わず辺りは一面の煙に包まれてしまいました。

「や〜ん・・・・・間に合わなかったよ〜・・・・やっぱりあたしって不幸・・・」

「フェルティ〜、フェルティ〜」
煙にむせながら健二が出てきました。
「あっ!健二君・・・止めようとしたんだけど・・・えっと・・あの・・
ごめんなさいぃ〜〜」
やがてゆっくりと煙が晴れていきました。
「あ・・・」
「おお・・・」
そこには築十年、建て売り一戸建ての健二の家はなく、巨大なピラミッドが・・・
「こ・・これは・・・」
「あ・・あの、健二君?」
「か・・・」
「か?」
「かっこいい・・・」
「はひゃ〜っ!」

と、言う訳で通りすがりだった健二も巻き込んでフェルティの修行は続きます。
しかし、全然修行が進んでいないのは気のせいではありません。
さらなる不安を残しつつフェルティの修行は続くのでした。

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なんだか妙に長くなってしまいました(^^;;
それにしてもこういうものを書いていると、自分の国語力と文才の無さが思い知らさ
れてしまいますね(^^;;
しかもどっかで見たような展開ですし・・・。


さて、このシリーズはまだもう少し続く予定ですのでよろしかったらまたお付き合い
くださいませm(_ _)m

それでは、感想などありましたら
会議室かメールなどにお願いしますm(_ _)m
 
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